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日本「復興」アピール成功 中国「先進国失格」露呈 IMF・世銀総会14日閉幕


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約半世紀ぶりの日本開催となった国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会。



13日には国際通貨金融委員会(IMFC)など主要会合を終え、14日に閉幕する。日本は東日本大震災からの復興を世界にアピールすることに成功したものの、中国の閣僚級不参加という異常事態に開催国としての面目を傷つけられた形だ。ただ、その中国も、非常識な振る舞いによって、先進国の仲間入りは遠く、政策協調のネックになりかねない存在であることを露呈した。(本田誠)



 13日に都内で開かれたIMFCには、日本から城島光力財務相と日銀の白川方明総裁が参加。城島財務相は演説で、消費税増税法の成立は「財政健全化に向けた最初の重要な一歩」と説明し、「さらなる取り組みを着実に進めていく」と強調した。声明も日本に中長期的な財政再建を求めた。



「世界経済のトップレベルに『躍進日本』を深く印象付けた」。高度経済成長にわく昭和39年の日本開催の総会について、当時の産経新聞はこう総括した。



 今回は、被災地の仙台市も訪れたIMFのラガルド専務理事が、「日本の人々の国と生活の復興にかける努力、そして勇気と自信をこの目で確かめることができた」と評価したように、震災から立ち直りつつある日本の姿を参加者に伝えることができた。



 ただ、日本が今後も持続的な成長を遂げるのは簡単ではない。少子高齢化で国内市場が縮小し、世界経済の成長を取り込むしかないのが実情だ。その世界経済は現在、一人当たり実質国内総生産(GDP)が前回の日本開催時に比べて約3・5倍に拡大。アジアの新興国は約9・5倍になり、かつての日本のように躍進ぶりが際だっている。



同時に、欧州債務危機など先進国経済の不振が新興国に波及し、さらに先進国に跳ね返るという「負の連鎖」に直面しており、政策協調の重要性はますます高まっている。



 そこに冷や水を浴びせたのが日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に対する中国の強硬姿勢だ。今回総会で、中国政府は突如、謝旭人財政相と周小川中国人民銀行総裁の欠席を決めた。危機克服へ結束を固めるはずの重要会議に背を向け、国際社会には、「素晴らしい会合を逃すことになる」(ラガルド氏)などと失望感が広がった。



 日本を抜き、世界第2位の経済大国になった中国は、自国の出資順位を6位から3位に引き上げるIMF改革の実行を要求しているが、米国が中国の発言権拡大を警戒していることもあり、先送りされた。



 今回の総会は、中国に世界経済の主要プレーヤーとしての姿勢を問う場にもなったといえる。



http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121013/fnc12101322030003-n1.htm


by hinoe-e | 2012-10-18 15:41 | 世界